LINE UP

HOME > LINE UP > 2013年以前 > ヴィターリー・カネフスキー特集上映

ヴィターリー・カネフスキー特集上映

★映画の奇跡、再び―

54歳にして監督デビューを飾り、僅か3本の伝説的な映画を残し、私たちの前から消えたヴィターリー・カネフスキー。衝撃のデビュー作でカンヌ国際映画祭/カメラドール賞を受賞した「動くな、死ね、甦れ」が、誕生から20年の時を経て再びスクリーンに甦る。また、続編の「ひとりで生きる」(カンヌ国際映画祭/審査員賞受賞)、更に映画出演後、全く別の人生を歩むことになった主演2人のその後を追った貴重なドキュメンタリー映画「ぼくら20世紀の子供たち」も同時上映!!

『動くな、死ね、甦れ!』はかけねなしの傑作であり、
これを見逃すことは生涯の損失につながるだろう
蓮實 重彦[映画評論家]

動くな、死ね、甦れ!

★1990年カンヌ国際映画祭カメラ・ドール受賞 
★1990年フランダース映画祭グランプリ

『大人は判ってくれない』『小さな恋のメロディ』を超える傑作
第二次大戦直後のロシア。収容所地帯と化した小さな炭鉱町に生きる少年ワレルカと少女ガリーヤは共に12歳。スケートの盗難事件、学校のトイレにばら撒いたイースト菌事件、機関車の転覆など、ワレルカの引き起こす無垢な、しかし、やってはならない悪戯は、母親への反発と相まって次第にエスカレートしていく。そんな彼の前に、守護天使のように現れては、危機を救ってくれるガリーヤ。二人に芽生えた淡い想いは次第に呼応していくが、やがて運命はとんでもない方向へ転じていくのだった・・・。自身の少年時代の記憶を映画化した衝撃作!

監督・脚本 ヴィターリー・カネフスキー 
出演:パーヴェル・ナザーロフ、ディナーラ・ドルカーロワ、エレーナ・ポポワ

【1989年/ソビエト/モノクロ/109分 】

ひとりで生きる

★1992年カンヌ国際映画祭審査員賞受賞

『動くな、死ね、甦れ!』から2年、世界が待ち望んだ奇跡の続編
15歳となったワレルカは、少年期に別れを告げようとしていたが、大人たちの世界はますます悲劇的な様相を呈し、ワレルカにとって唯一、ガリーヤの妹ワーリャと一緒にいる時だけが心落ち着くのだった。そんな中、ある事件をきっかけに学校を退学になったワレルカは、ワーリャの思いをよそに、ひとりで町を出る。一方、残されたワーリャは、返事の来ないワレルカへの手紙を送り続け・・・。大人へと成長していく少年少女たちの鮮烈な感情が見事にスクリーン上で花開!

監督・脚本:ヴィターリー・カネフスキー 
出演:パーヴェル・ナザーロフ、ディナーラ・ドルカーロワ、エレーナ・ポポワ

【1991年/フランス・ロシア合作/カラー/97分 】

ぼくら20世紀の子供たち

★1994年ベルリン国際映画祭フォーラム部門正式出品作品

ストリートキッズたちを同じ目線で捉えた、57歳の少年によるドキュメンタリー
国際的な評価を得たカネフスキーが次にカメラを向けたのは、都市に巣くうストリートキッズたち。窃盗、強奪、売春、そして殺人・・・残忍性をエスカレートさせていく子供たちの裏側に傷つきやすい感受性を見るカネフスキー。やがてカメラは、思わぬ場所でワレルカの面影を残したパーヴェルの姿を捉える。そして、かつて少年少女だったパーヴェルとディナーラの再会。映画出演後、全く異なる人生を歩み成長していった二人の再会は、21世紀を生きる子供たちへの微かな希望となって、見るものの心に染み入る。

監督:ヴィターリー・カネフスキー 
出演:パーヴェル・ナザーロフ、ディナーラ・ドルカ-ロワ

【1993年/フランス/カラー/84分 】