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マン・オン・ワイヤー

★2008年度アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門受賞!

雲まで届く高層ビルを綱渡りで歩き、踊った伝説の大道芸人 フィリップ・プティ。
パリのノートルダム大聖堂、今は無きNYのワールド・トレード・センターetc…
人々を驚きと喜びでわかせた綱渡り芸人の記憶が、ドキュメンタリーで甦る。
まるでおとぎ話のようで、現実にあった恐ろしくも美しい物語。

「忘れがたい美しさをたたえた行為」(ポール・オースター/米国・作家)
「フィリップは、空を舞台にする“アーティスト”だ。」(ロビン・ウィリアムス/米国・俳優)

1974年8月7日の朝、フランスの若き大道芸人フィリップ・プティは世界で最も高いビルだったNYのワールド・トレード・センターのツインタワーを綱渡りで渡ろうとしていた。高さ528メートル、110階、延べ床面積148平方メートル、エレベーター数208基を擁する巨大な2つの建物の間にロープを渡して、その上を歩くのだ。もちろん命綱もない。
しかし、フィリップはただの大道芸人ではない。これまでパリのノートルダム大聖堂、オーストラリアのシドニー・ハーバーブリッジなど、様々な有名建築を制覇してきた伝説の人物である。綱渡りでの逮捕歴500回以上。今回WTCに挑戦するにあたっては、仲間たちと6年間かけて入念な準備をしてきた。
今は無きWTCで、かつてこんな嘘のような本当の出来事があった。米国の作家ポール・オースターや、俳優ロビン・ウィリアムスらも「美しい」と称揚して止まない伝説の綱渡り芸人の生涯を描き、08年のサンダンス映画祭でダブル受賞した傑作ドキュメンタリー。

監督:ジェームズ・マーシュ(『キング罪の王』)
製作:ディスカバリー・フィルムズ、BBCほか 出演:フィリップ・プティ

【2008年イギリス・英語・カラー・95分・原題:MAN ON WIRE】

© Wall to Wall (Egypt) Ltd/UK Film Council 2007