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『人類遺産』

2017年2月、シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開

日本で10万人が観た大ヒット作『いのちの食べかた』
ニコラウス・ゲイハルター監督最新作!!
撮影期間4年、世界70ヶ所以上にも及ぶ“廃墟”にカメラを向けた唯一無二の映像集

記録的なロングランヒットとなった『いのちの食べかた』(07)で一切のナレーション・音楽を排し「食糧」の生産現場を見せ、『眠れぬ夜の仕事図鑑』(12)では世界の「夜に活動する人々」に焦点を当て、美しい映像の中にも痛烈な社会批判や、現代社会に警鐘を鳴らすメッセージが込められた作品を撮り続けるニコラウス・ゲイハルター監督。彼がこの最新作で切り撮るのは、かつて人間の手によって作られ、利用され、やがて人間の都合で放置され、朽ちてゆく世界の“廃墟”だ。
これまで通り何の説明もいらない圧倒的な映像美のなか、本作ではついに人物すら登場しない究極の世界観を創り上げている。高度成長期を支えたマンモス団地、子供たちの楽園だったテーマパーク、観客の拍手が反響した大劇場。人々がいなくなった後には、緑が覆い、鳥が飛び、風が吹きすさぶ―。誰もいない廃墟の風景に、まるでその場にいるかのような臨場感と不思議な生命力さえも感じさせられる。
私たちが見ている光景は過去の産物なのか? それともこれが未来の世界なのか? そもそも人類がこの地球に存在する意味とは何なのか? “棄てられた風景”が、今静かに語りかけてくる―

2017年2月、シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開

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製作・監督・撮影:ニコラウス・ゲイハルター『いのちの食べかた』『眠れぬ夜の仕事図鑑』
2016/オーストリア、ドイツ、スイス/94分/ビスタサイズ/DCP/原題:『HOMO SAPIENS』
提供:新日本映画社/配給・宣伝:エスパース・サロウ
公式HP:jinruiisan.espace-sarou.com
(C)2016 Nikolaus Geyrhalter Filmproduktion GmbH